上川崎和紙 -013/017page
上川崎和紙は書家や画家など専門家たちの間ではもちろんのこと、最近 は包装紙やパッケージ、壁紙などにも使われている。また和紙を染め付けて加工利用した民芸品や人形づくり、さらにバッグや財布といった小物や装飾品、ランプシェードなどインテリアにまで広く利用されている。これは和紙の持つ独特の肌合いと温もり、そして長年使うことで醸し出される風合いが、多くの人に安らぎを与えているからかもしれない。上川崎和紙で作られたあたたかい品々をご紹介したい。
阿武隈川を挟んだ安達町の隣町、東和町の伝統行事をモチーフに。勇ましい掛け声が聞こえてくるよう。 くるみ染め特有の風合いが、紙とは思えないほどの柔らかさを生み出している。 木の枝と上川崎和紙を使った照明器 具です。和紙から透けてくるやわら かい光が心を溶かしてくれる。 家も人も、すべてが上川崎和紙ででき た手製の模型。ほのぼのとした農家の ある日を再現。