社会科副読本第3・4学年 わたしたちのきょう土 おおたま - 073/129page
交通のうつりかわり
今から百十年くらい前は、村から本宮や二本松へ買い物で出かけるのは、お盆(ぼん)と正月のほかは一年のうちいく日もなかったといいます。そのころの交通は、ほかの村や町にでかけるといっても歩いて行くか馬を使うかの交通だったわけです。
百十年ほど前東北本線が通るようになりましたが、村を通るだけであまり利用しませんでした。一ぱんの人々の乗り物として利用するようになったのは五十年ほど前からです。それに、道路がせいびされるようになって昭和二十七年頃玉井まわり岳温泉、二十八年に大山まわり岳温泉行きの乗り合いバスが行ききするようになって、たいへん便利(べんり)になり、村の人たちに利用されるようになりました。
しかし、一年前(平成六年四月)から、大山まわりのバスは通っていません。