平成14・15年度版 ふるさと郡山の歴史 -011/041page
ここは昔どんな場所だったのかな
郡山市の古くからの中心地である清水台(しみずだい)から発見(はっけん)されたこの遺跡(いせき)を「清水台(しみずだい)遺跡」といいます。ここからは、土器(どき)や、瓦(かわら)などが見つかりました。瓦は、今では珍(めずら)しいものではありませんが、当時は役所など重要(じゅうよう)な建物(たてもの)にしか使われていませんでした。そのため、ここは、地方の役所(郡衙(ぐんが))が置(お)かれていたと考えられています。 当時の人々のくらしを、探(さぐ)ってみましょう。
「廚(くりや)」って書いてあるね。
「廚」ってなんだろう? お皿(さら)の形も、今とあまりかわらないわ。
このお皿には、どんな料理(りょうり)が
のっていたのかしら。 瓦は、今も屋根(やね)に使われているよね。郡衙(ぐんが)とは、当時の地方を治(おさ)める政治(せいじ)の中心地としておかれた役所のことです。この郡衙は、「安積郡衙(あさかぐんが)」と呼(よ)ばれていたものではないかとされており、「郡山市」の名前は、この「郡衙」の「郡」からついたものとされています。
●清水台(しみずだい)遺跡 郡山市清水台、赤木町(しみずだい、あかぎまち)
●郡山市埋蔵文化財発掘調査事業団(まいぞうぶんかざいはっくつちょうさじぎょうだん) 郡山市本町1丁目20番22号 電話024-934-8358
●VTR「郡山市の奈良(なら)・平安(へいあん)時代」(市視聴覚(しちょうかく)センター作成
●郡山市の地名(ちめい)の由来(ゆらい)について調べよう。