わたしたちの郡山市-045/068page
安積疏水と工業のつながり
年表をもう一度見てみましょう。 「安積疏水ができてから,工場が多くつくられたね。」
「沼上発電所ができてからの方がすごいわよ。」
「そういえば,生糸工場,たばこ工場,ぼうせき工場,化学工
場など,次々に工場がつくられているね。」
「でも,疏水と工場,発電所はどんな関係があるの。」
そこで,市のむかしのことを調べているおじさんに,お話を聞かせてもらいました。
おじさん
1898年,郡山絹糸ぼうせき工場は製糸きかいを電力で動かすために,安積疏水の水を利用して沼上発電所を作りました。そこ
でっくられた電気は市内まで送電されたので,電気を利潤じたい工場が次々とつくられました。さらに,疏水の水は工業用水としても利用できるので,水と電力をえだ工業はめざましく発展していったのです。
そ水と発電所
たばこ工場の作業風景