1999 須賀川市勢要覧 「和 TAIWA」 -028/044page
すかがわ新時代
21世紀への輝き I
平成5年3月20日、県民悲願の福島空港が開港。
北海道から沖縄までの主要都市との間に路線が結ばれた福島空港は、県内はもとより、栃木県や茨城県などの各方面から、数多くの方々に利用されています。
平成7年度からスタートした滑走路の2,500m化に伴う拡張工事も、平成12年夏の全面供用開始に向けて、急ピッチで進められており、平成10年に暫定供用開始した2,500m滑走路により、一段と安全性と就航可能範囲が同上しています。
また将来的には、平成8年12月の3,O00m級滑走路への第7次空港整備七箇年計画組み入れに伴う延長工事が待たれているため、須賀川市はこれからも、首部圏空港を補完する全世界を視野に入れた最終目標、「国際空港化」の実現に向けて、積極的な推進活動を展開していきます。
2500m滑走路発 中国・韓国への夢着便
平成9年8月、また平成11年1月と、それぞれ中国・韓国との国際定期路線開設が合意された福島空港では、現在、国際線夕一ミナルビルの早期完成など、その受け入れ態勢の完備に努めています。平成11年度の早い時期には、国際定期路線が就航します。
すかがわ新時代に向けて、空港を核としたまちづくりがいま花開く
昭和63年9月から始まった空港の建設工事とともに、周辺地域の整備も進みました。
特に、空港を取り囲むように計画されている約300haにも及ぶ空港公園整備事業は、その最たるものでしょう。すでに供用され、市民のみならず、多くの県民の方々に利用されているフロントエリア19.4haのほかに、現在は、平成9年2月の用地交渉調印を弾みに、自然豊かな憩いの広場の建設が、着々と進められています。
一方、空港アクセス道路の整備に代表される、都市基盤づくりも充実の一途をたどっています。具体的には、幹線道路の整備や市営住宅の建て替え、4地区での区画整理事業の推進などですが、このように須賀川市では、これからも「市民のしあわせ実現」のために、空港を核としたまちづくりを積極的に進めていきます。
FUKUSHlMA AlR PORT 福島空港
2,500m滑走路から、全世界が見える3,000m級滑走路へ。それが今、すかがわの熱き思いです。