須賀川市人物読本 先人のあしあと -065/134page
峰にきました。明治三十年八月のことです。
二人はたちまち、うちとけて一しょに生活をしながら、宇津峰山のすみずみまで歩きまわり、くわしくしらべました。
二人には、昔の戦いのあったあと、またとりでのあとなどを見るにつけ、しみじみ当時のおもかげがしのばれるのでした。
そのため、今までわからなかったたくさんのでき事が明らかになりました。
大槻先生は、それを『奥州宇津峰北畠顕信卿事蹟(ばたけおうしゅううづみねきたあきのぶきょうじせき)』というりっばな本にまとめ
国指定史跡宇津峰の遠望