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鏡石紀行

古代のロマンと素朴な信仰を訪ねて…

牛乳山乳石道祖神(ぎゅうにゅうやまちちいしどうそしん)
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仁井田双式来迎三尊図像磨崖板碑(にいたそうしきらいごうさんぞんずぞうまがいたひ)

元気な赤ちゃんを育てるための信仰。
小高い山の岩壁に残る、ふたつの像。
牛乳山にある乳石神社の境内には、巨大な石があり、乳の出ない婦入がこの石に祈ると、乳がたくさん出るようになるという言い伝えが残っています。 釈迦堂川沿いの岩壁に浮き彫りにされた、全国唯一の双式(二組〉の阿弥陀如来像。約650年前の作といわれる貴重な文化財。
牛乳山乳石道祖神
仁井田双式来迎三尊図像磨崖板碑
11 小栗山観音堂(おぐりやまかんのんどう) 12 笠地蔵(かさじぞう)
 いにしえの巡礼びとが、たどった道。
苦しい生活の中で信仰の対象となった供養碑。
仙道30番目の札所として知られる小栗山観音堂。ひっそりとした森の中にあり、堂内には十一面是音観世音の木製座像が安置されています。 笠地蔵尊として古くから親しまれた笠付きの碑。現在も毎年4月23日と8月23日の縁日には多くの人々でにぎわいます。昭和49年に町の文化財に指定され、現在はお堂の中に安置されています。
小栗山観音堂
笠地蔵
13 正和の(しょうわ)碑(ひ) 14 陣ヶ岡遺跡(じんがおかいせき)
 深い信仰心の寄りどころ。
石器時代の暮らしにロマンを求めて。
正和2年(1313年)に建立。弘法大師が流布した信仰とつながるものといわれ、白山神社内に奉られています。刻まれた梵字は「アーンク」と読み、大日如来を表しています。 旧石器時代と縄文時代の複合遺跡として知られ、特に旧石器時代の良好な石器群を出土したことで注目されました。「成田型ナイフ形石器」と命名された石器の他、勾玉、土器、土偶等を出土しています。
正和の碑
陣ヶ岡遺跡

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