てんえいむら見て歩き トラベルブック -008/064page

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羽鳥湖 はとりこ

 周囲16km、最大水深31・2m、 総貯水量2700万立法メートルの人工湖。水不 足に悩む矢吹ヶ原一帯のかんがい 用及び発電用として、昭和31年に 完成。鶴沼川をせき止め、約15年 の歳月をかけて造られました。以 来、村を代表する豊かな自然のシ ンボルとして親しまれています。 「羽鳥湖」の名前の由来は、ダムを 造るにあたってダムの底に沈んだ 羽鳥集落からつけられています。
 現在では、湖周辺はサイクリン グロードやオートキャンプ場など が次々と整備され、リゾートエリ アとして、注目を集めている観光 スポットの一つです。

羽鳥湖

鶴沼川 つるぬまがわ

 県道白河・羽鳥線、天栄村と西 郷村との村境に「鶴沼」という沼 があります。鶴沼川由来の沼です。 鶴沼川は、大川 (阿賀川)、阿賀 野川を経て、新潟県側の日本海に 注ぎます。
 この川の上流にあたる羽鳥湖周 辺から、流れは西へ西へと向かい、 岩瀬湯本温泉を通過して大川に合 流し、会津盆地へと流れます。
 湯本温泉の付近の流域には東北 電力鶴沼川発電所ダムも。
 澄んだ水にはイワナやヤマメな どの代表的な川魚も多く、四季 折々の自然とともにフィッシャー マンの姿を見かけます。

鶴沼川

釈迦堂川 しゃかどうがわ

 福島県を南北に流れる阿武隈川 の支流。竜生ダムの上流に源を発 する流れは、途中、国道294号と 平行して東へ向かい、沖内地区で 竜田川と合流、さらに須賀川市に 入り、阿武隈川に合流します。
 通称「廣戸川(ひろとがわ)」 とも呼ばれ、昔から地域の人々の 暮らしに深く関わり、親しまれて 来ました。村に古くから伝わる河 童の物語りも、ここ釈迦堂川が舞 台になっています。沖内地区の川 沿いには、物語りにちなんで、河 童の像が愛嬌たっぷりにたたずん でいます。

釈迦堂川


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