てんえいむら見て歩き トラベルブック -020/064page

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竜ヶ塚古墳  りゅうがつかこふん

 古墳時代、今からおよそ1400年 前に作られた前方後円墳。当時、 この地域一帯を支配していた 石背国造(いわせのくにのみやつこ)第五世の建磐主命(たていわぬしのみこと)の墓といわれています。
 石背国造の支配していた領域 は、元の岩瀬郡(須賀川を含む) の約2倍半にも及んでいたそうで す。
 古墳の大きさは全長48.5m、前 方部分は西に広がり、その幅は 36.5m、後円部分の直径は24mと なり、県内で発見された古墳の中 では、13番目の大きさ。昭和55年 3月には福島県重要文化財に指定 されました。
 近辺には奈良、平安時代のもの と思われる国造遺跡や志古山遺跡 などもあり、福島県に現存する唯 一の古印「丈部龍麻呂私印(はせつかべたつまろしいん)」(銅 製、昭和62年3月福島県重要文化 財に指定)も出土し、ヒストリー ウォッチングに最適のエリアで す。

竜ヶ塚古墳

法燈国師座像  ほうとうこくしざぞう

 法燈国師は奈良の東大寺や和歌 山県の高野の山で修行した鎌倉時 代の高僧で、中国から日本へ味噌 の作り方を伝えた人としても有名 です。座像は鎌倉時代末期に作ら れた高さ80.5mの寄木(よせぎ)造りの彫像 で、国師自身が晩年の自分の姿を 彫ったものといわれています。昭 和42年には福島県重要文化財に指 定されました。
 また、昔からこの座像には赤ん 坊の夜泣きが治るという言い伝え があり、安養寺には村内外から、 小さな赤ん坊を連れたファミリー の参拝者が訪れます。

法燈国師座像


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