てんえいむら見て歩き トラベルブック -036/064page

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馬頭観音まつり

 観音菩薩は33の姿に化身して、 衆生を済渡する慈悲の仏。庶民の 現世利益に応えてくれる仏として 人々に親しまれ、尊ばれてきまし た。
 脈々と行われてきた伝統行事と もいえますが、この観音菩薩のも とで開かれる「馬頭観音まつり」。 かつて、この地方は馬の産地とし て広く知られており、多くの名馬 を産出していたことから、馬頭観 音を祀るようになったそうです。 しかし、残念ながら戦後になって からは馬の姿を見かけることはで きなくなりました。
 毎年7月第3日曜日には縁日が 開かれ、護摩たき“や御神白馬 と稚児行列などの練り供養″が 盛大に行われます。近年では、こ れらに加え、元気いっぱいの子供 神輿などが賑やかに参加して、祭 りを盛り上げています。

馬頭観音まつり お坊様

天王まつり

 「天王まつり」は別名「天王様」 とも呼ばれ、毎年旧暦の6月15日 頃に祭りが開かれます。祭りの開 催は、時に前日に行われることも 多く、昔は踊りを披露するところ もありました。
 神に供える供物は、必ずキュウ リ。天王様にキュウリを2本差し 出し、2本のうち1本を自分の家 の仏壇に下げてくるということも あります。また、この日までキュ ウリを食べることができなかった 所もあったとか・・・。祭りは現 在では一部の地域だけで行われて います。

天王まつり


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