1 自由民権運動のおこり
自由民権運動というのは,どんな運動なのだろう。
「石陽社」をつくる
写真の人物は,河野広中といって,三春町に生まれ1874年(明治7年)に石川の区長になった人です。
日本には,それまで国会や憲法がありませんでした。広中は,国民ひとりひとりの願いが政治に生かされる民主主義の国をつくろうと考え,政治団体の「石陽社」をつくり,本社を石川町に置きました。国会や憲法をつくることをよびかける運動を自由民権運動と言っていますがこの運動が日本全国に広まって,国会や憲法がつくられるようになったのです。町の人々も数多くこの運動にかかわり日本の民主主義の基礎をつくる大切な運動が石川町から全国各地に広がっていきました。石川町が「自由民権運動発祥の地」と言われるのは,そのためです。町役場前には,河野広中のレリーフ像も建てられています。
石尊山公園にいくと,大きな石ひがたっているわ。