玉川村勢要覧 -027/038page

視野を広める人材づくり

台湾鹿谷郷とのスポーツ交流

　豊かな発想とクローバルな視点を 育成することを目的とし『村づくりは 人づくり』の考えから、台湾鹿谷郷と の国際交流や中学2年生の国内研修 を実施しています。

　本村と台湾鹿谷郷とは、昭和63年5 月の姉妹都市提携以来、「玉川村日華 親善友好都市提携推進協議会」を組織 して、平成7年度までに多くの村民が 派遣大使として訪問しています。

　平成9年以降『スポーツ交流』を主 軸におき、隔年において小学生を親善 大使として派遣。平成10年3月には須 釜小学校四辻分校の3年生以上13名、 並びに教職員と保護者の20名が一輪 車の普及と指導をかねてホームス テイするという初めての試みを行い ました。

　台湾大地震では早急に職員を慰問 派遣して、帰国後は地元老人クラブ や小学生からの激励文集を送付した り、村民に義援金を募りました。

　国際社会にふさわしい人材を育成 するため、今後も台湾鹿谷郷との友 好関係を深めていきます。

　さらに中学生を対象とした国内研 修事業では平成2年度から『ふるさと 創生事業』として、夏休みを利用して 「北海道研修」を実施しています。

　生まれて初めて飛行機に搭乗し、豊 かで広大な北の大地のぬくもりを心 と身体でじかに感じることは、中学生 時代の大きな経験のひとつになって います。旅先で多くの人々と出会い、 学習し、思い出をつくって帰路につく 頃には、子どもたちの表情も少し大人 びていることに気付きます。

　21世紀を担う子どもたちに、少しで も多くの体験学習をさせることは、将 来の村の活性化につながると考えて います。

北海道研修旅行の風景