第3・4学年社会科学習資料 わたしたちの玉川村 - 098/102page
私たちの川辺と、川辺小学校 6年 新國 潔私達の住む川辺区は、玉川村の北部に位置しています。「川辺」とは川の辺りという意味で、川辺区を流れる阿武隈川、金波川のそばにある部落の意味でそう呼ばれています。
川辺区の人口は、1,118人で、世帯数は223世帯です。
川辺では、米作りがさかんです。毎年5月ごろ田植えをして、秋にかり取りが行われます。川辺の米は、とてもおいしいです。それは、いい土地,きれいな水に恵まれているからだと思います。あと、米の他に、トマト,キュウリもさかんに作られます。トマトは赤くじゅくしています。キュウリもたくさんでき、とてもおいしいです。
JR水郡線の『かわべおき』駅のあたりから、118号線の方角を見ると川辺の家々が見えます。
その中の小高い岡の中ほどに、私達の小学校、川辺小学校が建っています。
この岡は『館山』といい、ここは、今から900数10年余り前の、1063年から、500年ほどの間、雲霧(うんむ)城という城がありました。
この城は、昔、石川地方を支配していた、石川氏が造ったものです。
館山の中腹を整地し、現在の川辺小学校が昭和52年に建設されました。
昭和63年現在で、児童数は112名。少ないながらも「よく学び、よく働き、よく遊ぶ」をめあてにがんばっています。
川辺小学校でしか見られない行事に、『旗持ち集団登校』があります。
入学式の日から数日間、新入生が、安全に、楽しく登校できるようにということを願って、上級生がいっしょに、みんなで旗を持って、歌を歌いながら登校する行事です。
昔は、1か月ほどの間続けられていたそうです。もう90年近く続いている行事です。
他にも川辺小学校には、楽しい行事がいろいろあります。夏にはいもほり。秋にはおみこしをかついで川辺区をめぐる収かく祭。冬には老人クラブの方に教えていただく、しめなわ作りや、たこ作り。たこ上げ大会もあります。私達は、これらの行事をいつも楽しみにしています。