第3・4学年社会科学習資料 わたしたちの玉川村 - 097/102page

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 するし、えんぴつでなく筆で書くということです。本当にたいへんだと思いました。
 学校も、きまった建物がなく、寺小屋から始め、平屋だてから二階だてになってはきたが、とても今の校舎のようなりっぱなものではなかったようです。玉川一小も小高小のころは、あまりよい建物ではありませんでした。
 こうして、学校のうつりかわりを考えてみると、今のわたしたちは、鉄筋コンクリート三階だてのきれいな校舎に入り、明るい教室で学習できるのですから、どれだけしあわせかことばでいうことができません。
 それに、むかしは、体育館もなかったのですから、雨の日の体育はたいヘんだったでしょう。
 人間は、年をとると、おじいさん、おばあさんになってしまうのに、わたしたちの玉川一小は、100さいになって、かえって若く新しい校舎になってしまったのです。
 わたしは、このりっぱな校舎で、いつまでも、いつまでも学習していたいと思います。
 
(玉川一小創立百周年記念誌「あゆみ」(昭和48年度発行)より)

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