あさかわまちが生んだ偉人-057/093page

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(そうか、粉が大きくてあらいからだめなんだな。)
と、気がつきました。どうしたらきめの細かい粉を取り出せるか、いろいろためしてみました。その結果、浅川町の畑田で作った和紙でろ過をすればいちばんうまくいきそうだとわかりました。思った通り、これまでよりもいちばんきめの細かい粉を取り出せたのです。これを使って、コックがピタッとすり合わせることが出来るように、何度も何度も実験をくりかえしました。
―しめた、ピタッとすり合うぞ。粉はやっぱり出来るだけ細かい方がいいんだな。
稔は、ひとつひとつの成功や失敗の原因をたしかめて、とうとうコックからガソリンがもれない方法を成功させたのです。
航空会社から、
「これはすばらしい技術だ。」
と、おどろかれ、それ以来、内田製作所には部
イラスト

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