古殿町勢要覧 -003/027page
古殿古今
FURUDONO KOKON山河が彩る中秋の頃、
荘厳な時代絵巻が山里を駆け巡ります。古殿の歴史は、発出兄された遺跡や出土品などから、およそ三〇〇 〇年から四〇〇〇年前にさかのぼるといわれています。
およそ九〇〇年前の康平七年 (一〇六四)、源頼義父子が奥州討 伐に出兵した際、古殿に一時とどまり、勝利を祈願しました。この 戦いで討伐軍は見事勝利をおさめ、頼義父子がこれを記念し八幡神 社をこの地に遷座しました。その後八幡神社は、代々の領主が隠居 入道し守られ、領主が八幡神社を守護する古記殿を館としていたの で、この地を古殿と呼ぶようになりました。
「ふるどの」のゆかりの名は、昭和三〇年の宮本村、竹貫村の合併 で町名として誕生しました。
流鏑馬太鼓
八幡神社例大祭の本葉りに行われる勇壮な流鏑馬太鼓の響きは、流鏑馬神事の重厚さを増し、気運を盛り上げる。