むかしの御斎所街道
むかしの御斎所街道はどんな道だったのかしら
おじいさんの話を聞いてみようよ。
おじいさんの話
むかしの御斎所街道は,鮫川ぞいの細い山道で,がけも多く,たいへんきけんな道だったんだよ。すれちがうにも,一歩まちがうと,がけの下に落ちてしまうこともあったんだよ。
「きっかけ橋」
がけに桟橋をわたして道をつくりました。カーブしているので,すれちがわないように両側から声をかけ合って通ったということです。
ここを通りかかった人の馬ががけ下に落ちました。きせき的に立ち上がり,いななきました。それに感謝し,観音様をほらせました。
「ひだりやつぼ」
せおっていた矢つぼの向きを直さないと通れないほどの道だったということで,この名がつきました。