(2)木を育てる
林業に合った土地
「ずいぶんだくさん杉の木が植えてあるね。」
「いつごろ,だれが植えて育てたのだろう。」
「大きくなるまでには,どんな世話をしてきたのかしら。」
「いろいろな人々の努力やくろうがあったのね。」
林業をしているおじさんの話
わたしたちの町は,四方を山にかこまれていて,田や畑として使えるたいらな土地は少ないのです。そのため昔から,山を利用して木を切ったり炭をやいたりしてくらしに役立ててきました。
また,この地方は,気候がひかく的あたたかく,木が育つのにちようどよいしめり気もあり,山の土の質も肥えているので,木を育てるのにとてもよいのです。林業に合った土地であっても,こんなに立派な杉山に育てるまでには,とても苦労しましたよ。