4年社会科学習しりょう わたしたちの町三春-015/055page
(4)むかしの人がよい水をえるためにくふうしたようす
てんびんを使って水かつぎをしている女の人
わきいどで野さいをあらうおばさん
。おばさんの話
三春町はきれいな水にめぐまれ、山ぎわを少しほると水がわいてくるので、むかしの人々は、わきいどを利用することが多かったようです。三春地区だけでも、三百いじょうもわきいどがあったそうです。そのほか、家の近くに川などがあれば、それを使いました。
しかし、いどや川から水をくみ、家までは重い手おけでてんびんを使って運ばなければなりません。その水かつぎのしごとは女の人や子どもの仕事でしたが、てんびんがかたにくいこみ、たいへんつらい仕事でした。家が高い所にあったり、川やいどからはなれている所にあったりすると、もっともっとたいへんでした。いどが台所の中にある家もありましたが、そんな家をうらやましく思いました。
そのうち、いどの中にごみやすなが入らないようにふたをし、ポンプを使って水をくみ上げるようになりました。