三春の自然-047/070page

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5、三春の地質をたずねて
(1)沢石の石英
沢石地区から安達郡白沢村にかけての地下には、セキエイの鉱脈があり、昭和36年ごろから掘りだされている。
セキエイの良質のものは、無色透明のかなり硬い石で、ガラスのような割れ方をする。カコウ岩やアンザン岩には、小さな粒となってふくまれていることが多いが、この辺りのものはセキエイだけが大きな塊となっており大へん良質である。
このセキエイは、美しい結晶面をもった水晶となって掘り出されることがある。
セキエイは、ガラスやレンズの原料の外に、コンピューターやレーザー通信機の部品の原料としても使われている。
この地区からは、セキエイのほかに不透明で白色やうす茶色をし、きまった割れ方をするチョウ石も産出してしる。
セキエイ
セキエイ
水晶
水晶
チョウ石
チョウ石

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