三春の自然-054/070page
このギョウカイ岩は、加須連峰の中のいまの鎌房山あたりから、噴火のさいに生じた熱雲により火砕流として運ばれてきたアンザン岩質の火山灰などが、たい積したものと考える人もいる。
その後、長い間に地表が盛り上ったり、まわりが跡りとられたりして、現在のようなお城山ができたと考えられている。
このような白河層は、町内や、近辺の小高い丘陵の頂上部にも見ることができる。
白河層のある丘陵の分布
貝山グランドの白河層
上層部は、硬いセキエイアンザン岩質ギョウカイ岩の層があり、中層部はやわらかいギョウカイ岩や、砂レキの層になっている。下部は、カコウ岩が深層風化して真砂化した層からできている。