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ており、砂レキ層とギョウカイ岩層とからできているこの地層を、特に白河層と呼んでいる。
お城山にあるギョウカイ岩は、セキエイアンザン岩質ギョウカイ岩で、多量のセキエイと少量のカクセン石、それにわずかなキ石をふくむ灰色の岩石である。特に硬い溶結ギョウカイ岩は、石垣などの石材として利用されている。
砂レキ層の中のレキ
お城山のギョウカイ岩
ここにあるギョウカイ岩は、今から約160万年から110万年前にできたものだといわれている。
何億年も前に地下深い所でできたカコウ岩類が、造山運動によって地表に現れると、その表面が風化したり流水によって削られたりした。その上に川によって運ばれた砂やレキが、たい積して砂レキ層ができた。さらに、この砂レキ層の上にギョウカイ岩が積み重なって白河層ができたのである。
お城山の地質模式図