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6、三春の名木・保存木をたずねて
(1)三春滝桜
新町の坂をのぼり、県道(飯野・三春・栃本線)を5kmほど行くと滝地内に出る。曲がった坂をのぼりきると、道路の右手前方に桜の巨木を見ることができる。これが三春滝桜で日本三大桜の一つといわれている。
春の滝桜
大正11年(1922年)に国の天然記念物の指定を受けたこの巨木は、高さ約19m、幹のまわり約9.5m、枝の広がりは東西約22m、南北約17m、樹齢は1000年とも1200年ともいわれている。
滝桜は、ベニシダレザクラでエドヒガンザクラと同じように寿命の長い桜である。それにしてもこれまで長生きできたのは、桜久保というくぼ地にあって強風をさけることができ、日だまりの中で周りの畑の養分
夏の滝桜