三春の歴史-001/52page

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1.むかしの人々のくらし

(1)大むかしのくらし(縄文時代から)

三春町には、縄文時代に人々の住んでいたあとが、約30か所も発見されています。
そこから発見された土器には、縄目のもようが入っているので、縄文式土器といわれ、その土器を使っていた時代を縄文時代といっています。
今からおよそ1万2千年前から2千年前ころまでをさしています。
このころの人々は、野山のけものや、木の実、川の魚などがだいじな食べ物でした。
大滝根川の近くや、見はらしのよい台地に人々の住んでいたあとがあるのは、そのためです。
分布図にあるように、町内にはたくさんの遺跡が残されていますが、二つの遺跡を取り上げてくわしく調べてみました。
これを参考にして、自分たちの学区内にある縄文時代の遺跡についてくわしく調べてみましょう。

1)堂平遺跡

堂平遺跡は、沢石の実沢にあり、標高480メートルの小高い山の上で、見はらしがよいところにあります。
今からおよそ4千年前の人々が住んでいたあとで、石器類や土器類がたくさん出土しています。
古い建物のあとも発見され、火を使った炉のあとも残されています。
ここは、縄文時代の敷石住居として、当時のような家をつくり、生活のようすがわかるように保ぞんしてあります。

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