農業副読本編さん事業 社会化資料 滝根町の農業 - 019/024page

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4.これからの町の農業

(1) 米にかわる作物

 滝根町の農業にとって米は大せつな作物であります。しかし、現在(げんざい)日本では米があまっています。
 米があまるようになったのは、米づくりの技術が進んで、むかしより米の生産量がふえたのに、ぎゃくに国民の食生活が変わって、米の消費量が少なくなっているからです。

 このような、くいちがいをなくすため、国は農家の人びとに協力をもとめて米の生産量と消費量とがつりあうようにつとめています。これを米の「生産調整」とよび、米を作る面積をへらしたり、そこに他の作物を作る転作に力を入れています。滝根町の1987年(昭和62年)の転作面積は水田面積の約4分の1の85ヘクタールとなっています。

 これからは、水田を米作りばかりでなく他の作物の栽培にもじょうずに利用するなどのくふうが必要になります。
 滝根町は畜(ちく)産がさかんな町なので牧草(ぼくそう)や青刈(あおが)りとうもろこし

いちごのハウス栽培
いちごのハウス栽培

米の生産調整面積のうつりかわリ
米の生産調整面積のうつりかわリ

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