大越町町勢要覧 -010/026page

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おおごえでいいたい。

届けます!町の元気。

町の声に耳をすませば、聞えてきます、パワーにあふれた”町の元気”。それぞれが、それぞれの想いで頑張る、町の素顔。この元気が、明日のおおごえの源です。

【歴史文化】

振り写しで覚える伝統芸能。踊るのは大変だけど、おもしろい。

遠藤 勇作くん(下大越小学校6年生)
遠藤 勇作くん
下大越小学校6年生

入三洞三匹獅子舞は、氏子の長男が踊るんだ。でも、下手だとおろされちやうんだ。祭りが近くなると、15日前から、学校が終わったあとにみんなで集まって練習をする。踊りは振り写しで覚えるから大変。ぴょんぴょんと飛び跳ねる獅子の動きを表現するのが難しいんだ。はじめはなかなか覚えられなかったな。それに、見て伝えていくでしょう。だから、お父さんは僕の代になってから獅子の動きを形に残すための記録をはじめた。僕が舞うのは今年で4回目。頑張って太郎獅子、次郎獅子、そして雌獅子の3匹の獅子、全部踊ったよ。来年…? 次の子が育つまで、僕もこれ以上身長が伸びなければ踊るかもしれない。大丈夫だよ。踊るのは大好きだから。

【農林業】

大越ならではの産品をたくさんの人に見て欲しい。

半谷 承平さん(農業)
半谷 承平さん
農業

私は、米づくりや野菜づくりを中心にした兼業農家です。ほかにもイワナの養殖を手掛けています。ここの川は阿武隈川の上流で、とてもきれい。だから幻の魚といわれるイワナが育つんです。イワナを手掛けたのは、この町らしい特産物を作りたかったから。今は、イワナの燥製づくりにチャレンジしているんですよ。それにここは、高冷地でしょ。イワナだけではなく、若い農業後継者たちが一体になって、大越ならではの高原野菜を他の地区に先駆けて出荷できると思うんです。どんどん新しい産物を作って、新しい販路を広げていけば、”大声“で”大越ってこんなところだ“っていえますよね。町の元気ってそんな小さなヤル気から始まるんじゃないでしようか。

【商業】

町おこしのために開発した鬼ラーメン。町のイベントでも好評です。

吉田 徹さん(まるたや商店経営)
吉田 徹さん
まるたや商店経営

私は長い間、他県に住んでいたのですが、帰郷してから地域に便利な店をと、父 から受け継いだ雑貨店をコンビニェンスストアに変えました。久し振りに町に根を下ろして思ったのは、特に商売においてですが、「目玉になるような商品がない」ということでした。商工会にも顔を出すようになって、そこで出会った仲間たちと開発したのが、からしみそ味の「鬼ラーメン」。高速道路のパーキングや、町のイベントには地元産米を使った清酒「高柴山」とともに、販売や出展をしています。この商品の開発で感じたのは、互いに信頼できる組織で、インパクトのある事業を継続していくパワーです。イベントにせよ、特産物にせよ、ふるさとを想う人があってこその元気ですからね。


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大越町の許諾を受けて福島県教育委員会が加工・掲載しています。