常葉町町勢要覧 -005/026page
常葉からの手紙
「三匹獅子舞などの民俗芸能は文化的遺産。次代に確かに残していかなければなりません。」
子松神社宮司として、
禰宜である長男・敏教さんとともに神社の伝統・歴史を後世に伝える。私は、子松神社の宮司として神社を守り、さまざまな自然の恵みに感謝し、人としての 喜びや奉仕の心を大切にしていきたいと考えています。子松神社には、町指定民俗無形文化財に 指定されている「子松三匹獅子」が伝えられています。毎年10月に行われる三匹獅子舞では、新興の 先導として8歳から11歳の男の子が舞いを奉じます。文化的遺産である民俗芸能は次の世代へと しっかり伝えていかなければならないと思います。子松神社は比較的良いのですが、他の民俗芸能では 参加者が少なくなるなどの問題を抱え、伝承が難しくなっているところもあります。先祖が心の拠り所 として守ってきた神仏を尊ぶ心を今に伝え、それを子供や孫に伝えていくことが、私たちの大切な 使命だと考えています。