社会科副読本 わたしたちのまち常葉 - 068/073page
3.きょうどを開く
(1) 田畑(たはた)を開(ひら)く(関本地区)
いまからおよそ50年くらい前,関本地区は山根村の中に入っていました。そのころは,せんそうのため生活はくるしく,子どもたちもべんきょうどころではなく校ていをほりおこしていもなどをつくるほどでした。
そこで,村では「山根かいたく組合(くみあい)」をつくり,大たきね山やひ山,かまくら山,でんじょう山などをきりひらいて田畑をつくることにどりょくしました。
かいたくは,せんそう前からもおこなわれ,山をきりひらいてすみをやいたり,あわやそばをつくったりしました。山をきりひらいて作物(さくもつ)がさいばいできるようになるまでは,たいへんなくろうをしました。みなさんのおじいちゃんやおばあちゃんにそのころのお話をきいてみましょう。