3・4年の社会科 わたしたちのしらかわ - 086/114page
3. 県内の特産(とくさん)品と白河の産業
地図を見て県内の特産品を調べてみましょう。
県内にはいろいろな特産品があります。白河市について、くわしく調べてみましょう。
(1) 白河だるま
白河だるまは、今からおよそ300年前当時の白河藩主丹羽(にわ)長重公の命令で、京都にかわら造りの修行に行った職人が土型(つちがた)によるだるまの造(つく)り方を学んで帰り、だるまを造って売り出したのが始まりと言われています。
さらに、松平定信公の時代(およそ200年前)には、だるまの絵付けをお抱(かか)え絵師の谷文兆(たちぶんちょう)に描かせたと伝えられています。
だるまのまゆ毛は鶴がとぶ姿、ひげは亀、びんやあごひげは松竹梅(しょうちくばい)に見立てています。
かつては、目を入れて売られていましたが、今は願い事がかなうと瞳(ひとみ)を入れるようになりました。