わたしたちの村 なかじま 小学校社会科学習用郷土読本 - 136/147page
(二) 戦後の整備(び)事業
農地解放(かいほう)
昭和二十一年から二十三年には、農地改革(かいかく)が行われました。それまで多くの農家は、地主から土地を借り、田畑を耕(たがや)していました。そして、収穫(しゅうかく)すると、米やお金で借賃(かりちん)をはらいます。このような農家を、小作人といいます。
昭和二十一年、法律(ほうりつ)によって、小作人が借りて耕(たがや)していた土地を、安く、買うことができるようになりました。これを農地解放(かいほう)といいます。今まで、他人の土地を借りて耕(たがや)していましたが、自分のものとなると、土地を大切にする気持ちは、大きく変わり、収穫(しゅうかく)される生産量も多くなりました。これは、農業中心の中島村を大きく発展(てん)させる原因(いん)となりました。