矢吹町町制施行百周年記念要覧 -039/046page
これからの100年 豊かな矢吹町をめざして
Table Talk
町制施行百周年記念座談会していただいて、文化センターを 中心に人的交流を発展させてい きたいですね。矢吹町に住んでい る私たち町民の交流ももちろん ですが、町民以外の方々にもこの 町に来ていただいて矢吹町をよく 知っていただき、交流を深めてい きたいと考えています。また、一 流の音楽家を呼ぶだけでなく、 地元の子どもたちとの交流の機 会をもってもらう。それは将来 的にも子どもたちの誇りとなって いくでしょうし、これから百年、 矢吹町における文化的事業の発 展の力になると思います。
奥川●私はボランティア「森の番 人」のスタッフとして大池公園に よく足を運んでいます。四季折々 の素晴らしい景色のなか、秋には 枯葉を使って焼きいもを作ったり、 松ぼっくりでクリスマスのリースを 作るなど、子どもたちと一緒に楽 しみながら交流を深めています。 今後は子どもの親御さんや兄弟 姉妹も交えて活動を展開してい きたいですね。こうした活動が もっと矢吹に暮らす人たちに広 がっていけば、多様な輪が生まれ るのではないかと思います。
渡邉 正晃さん
カメラ店経営。御猟場構想推進協議会会長として「きじの里やぶき」をテーマにまちづくり、人づくりを進める。原生林が残る貴重な諏訪山を守りたい。
幕田 耕郎さん
平成10年、第7代矢吹町長に就任。矢吹町の地の利を生かした産業振興を図り、教育、文化を柱を人づくりをめざす。町にたたずみ、矢吹の歴史に思いを馳せる。
鈴木 啓子さん
主婦。本の読み聞かせボランティア
おひさま、広報をテ-プ録音し目の不自由な人に届けるボランティアこだまに所属。矢吹は住みやすく楽しく活動ができる町。
国島 賢さん
建築士。みらい倶楽部代表。小池や鋳ケ水路などワークショップ方式でまちづくりを進めている。根宿の観音山跡、旧街道のたたずまいに矢吹の原風景をみる。大木●「やぶきペガサスクラブ」 では、今後も研鐙活動を継続し ながら地域づくり、まちづくり に積極的に関わっていきたいと思っ ています。メンバーにも積極的に 町政に参加している方や、他団 体で活躍している方もいます。こ れからも仲間と一緒に豊かな魅力 あふれる矢吹町づくりを目指し たいと考えています。
浦井●私の所属する「矢吹駅前 まちなみ協議会」では元気の出 るまちづくりをめざして活動し ていますが、先日、皆様のご協 力をいただいて「まちなみブック」 という冊子も作成しました。矢 吹駅と言えば矢吹の顔になりま すので、矢吹町の情報発信地と して、またあたたかい茶の間的な 存在にしていきたいですね。
鈴木●私たちは読み聞かせの活 動を行っていますが、子どもたち が少しでも豊かな心をもってくれ ればと思いますし「こだま」の 活動では、目の不自由な方にも いち早く町の情報をわかるよう になっていただければ嬉しいです。 今できることを精一杯やって将来 に結びつけて、活動の幅を広げて いきたいと思っています。
仲西●矢吹町には以前、飛行場 があったということで子どもたち に紙ひこうきづくりを教えています。 最近の子どもたちのなかには山 折り、谷折りなどのルールを知 らない子もいるようですから、こ れからも子どもたちとの交流を 図っていきたいですね。また昭和 三十年代に矢吹でロケを行った映 画があるんですが、その上映を 行ったり郷土愛を育んでいく機会 を多く持ちたいと思っています。 何事も楽しみながらやっていきた いですね。
町長●本日は「これからの百年 豊かな矢吹町をめざして」とい うテーマで話をおうかがいしました。 皆さんがそれぞれに活動している 分野で、目の前にある課題に一生 懸命取り組むことで、必ず皆さ んの望む郷土の和ができて、豊か なまちづくりをめざすことができ るのだなと、頼もしくお話を聞 かせていただきました。町として も皆さんと一緒に、子育て支援は もちろん豊かな町民のまちづくり、 暮らしづくりをめざして頑張り ます。乗り越えなければならな い課題も多いかと思いますが、将 来の矢吹町のため、矢吹を担う 子どもたちのために町民の皆さん が大きな輪となり、優れた文化 活動、そしてまちづくりに励ん でいただきたいと思います。
矢吹ふるさと塾がよみがえらせた矢吹町の史実
日本ふるさと塾の講演会をきっかけに旗揚げされた矢吹ふるさと塾。矢吹飛行場から飛び立った特攻隊員の遺品を遺族の元へ返還する事業を始めとし、矢吹空港隊を語る会の開催、矢吹飛行場跡記念碑建立など史実に基づくまちおこし活動は矢吹ふるさと塾から始まった。