矢吹町町制施行百周年記念要覧 -038/046page

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これからの100年 豊かな矢吹町をめざして

Table Talk
町制施行百周年記念座談会

とづくり、またそれを支える人 づくりを目的に平成三年に旗揚 げされたものです。この塾からは、 矢吹飛行場跡記念碑の建立や御 猟場構想など、まちおこしの活 動が広がっています。

ふるさと教育を原点に、矢吹への 郷土愛を育む

渡邉●まちづくりの基本は、地 域の万が一心同体となって郷土愛 をもつことですよね。社会教育 と学校数育と家庭教育、もう一 つがふるさと教育なんです。これ から自分たちが住む町だから皆 で愛して皆でつくりあげていこう、 という意識が大切ですね。私た ちの「御猟場構想推進協議会」 では歴史的な史実を基に、「矢 吹町はどんなところ?」と聞か れたときに「きじの里矢吹はこ んな町だよ」と言えるようなま ちづくりを進めています。子ど もたちに郷土愛をもってもらう きっかけづくりなんです。町民の 方々にふるさと教育というものを 理解していただいて継承していけば、 将来子どもたちも矢吹町に住ん で努力してくれるだろうし、す ぐに花が咲かないとしても、その 努力は評価されると思います。

大木 義正さん
大木 義正さん
生花店経営。「やぶきペガサスクラブ」で地域づくりに関わるための自己研鑚を目的に、定期的に勉強会行う。PRしたい場所は作品展示等を行うふるさとの森芸術村。

小川 知一さん
小川 知一さん
会社員。やぶき響の会会長として矢吹町文化センターでの音楽会等企画運営を行い人的交流を図る。大池公園の美しい景色のなか、ウォーキングを楽しんでいる。

町長●町の第四次振興計画のな かに三つの柱があります。まず、 人づくりという意味の「教育」。 学校教育に限らず、公民館、図 書館の活動、また御猟場構想な ど様々な意味での教育を個々の価 値観を大切に行っていきたいと思 っています。二つ目の柱としては「福 祉」。子どもたちの健全な成長 のために、また高齢者が元気に 生活できる町にするために施策 を講じたいと考えています。そ して三つ目は「町民の生活」です。 施設設備の充実などと同時に、 精神面での豊かさも考えていかな ければなりません。この三つの柱 を元に町民の幸せのため、たく ましい町民の姿がみえる矢吹町 を皆さんと一緒につくっていきたい と考えています。

国島●私はワークショップ方式で まちづくりを行うという手法を 学び、現在「みらいクラブ」で 実践しています。これからは協 働のまちづくりが基本になると 思います。例えば何かを建設す るにも町民に情報公開をして、 必要な施設かどうか意見を聞け る矢吹町になれば、これから百 年にわたって良い町になるのでは ないでしょうか。

まちづくりは人づくり 活動の輪が町民をつなぐ

小川●「やぶき響の会」として は素晴らしい文化センターを利用


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