社会科学習資料 第3・4学年 わたしたちの村 ひがし - 098/106page
●部落公民館に気がるに利用できる図書館を作ってほしい。
これらのほかにも、いろいろな希望やねがいがあります。村では、年次計画をたてて、1つ1つ解決して行くことに努(つと)めています。村内のあちこちで、道路工事や水道工事がおこなわれています。工事のじゃまになったりしないように、おたがいが注意し合って、明るい村づくりに協力しましょう。 (昭和56年1月号広報ひがしより引用)
4.郷土をひらいた人びと
わたしたちの住んでいる東村は、どのように発展してきたのでしょうか。また、これからどのように発展するのでしょうか。
(1) 土地をひらいた人びと
ここでは太平洋戦争後、開拓(たく)した代表的な上野出島蔭(かげ)の原の開拓(たく)のようすについて調べてみましょう。
@ 開拓(たく)のようす
開拓に入った人びとは27戸で、昭和23年〜24年にかけて、新しい土地をもとめて農業に入った人たちでした。
そのころの蔭の原は、一面雑木林や松・杉林で、ひとかかえよりも大きな木の根をほりおこしながら、土地をきり開きました。
今のように、ブルトーザーなどの機械もなく、すべて人の力で行い、唐(とう)ぐわで、1くわ1くわ根気づよく木の根をほりおこして、きりひらいていきました。1日一生けんめいほりおこしても1アールくらいしかできませんでした。秋の収かくが終っても、雨や雪の日以外は、毎日土地