大信村村政要覧 -021/028page

爽やかな笑顔が広がるたいしんの創造

【産　業】

育てよう、
たいしんの活力。

　村内の隈戸川と外面川沿いに開けた平 地には、実しい田園風景が広がります。 豊かな自然条件に恵まれた村の基幹産業 は農業で、その中心は稲作です。村では、 安定した米づくりを進める『緊急生産調 整推進特別対策事業』や『農業経営者会議』 などを通して、さまざまな問題を抱える 現代の農家経営を支援しています。また 各農家では、それぞれの地域性を生かし ながら、果樹やシイタケ、花き栽培などに も取り組んでおり、生産性・収益性の向上 に成果を上げています。農産物の付加価 値を高めるブランド化（産地銘柄の確立） やふるさと産品の開発にも、熱心に取り 組んでいます。

　農業に加え、工業の振興も進んでおり、 村内の工業団地には、自動車関係、医薬関 係、各種機械関係などの企業が進出して います。村では水の供給、廃水処理の充実 などを考慮しながら、農・住環境と調和す る工業基盤の整備に努めています。

　東北自動車道、福島空港など、高速交通 体系への好アクセスも、当村の農・工業の 流通に大きく寄与しています。

一面に広がる黄金色。喜びいっぱいの秋の収穫

人気の高い花き栽培。その多くは関東圏に出荷される

より幅広い農業へ―。丘陵地で始められた、ナシの栽培

誘致企業は若者たちにとって魅力的な職場となっている

【生活環境】

快適で素敵な暮らしを
明日へ。

　輝く緑、清らかな水…村は、心を潤す自 然を大切にしながら、快適な住環境づく りに取り組んでいます。村の上下水道整 備は着実に進んでおり、各家庭には源流 の地にふさわしい、安全でおいしい飲料 水が行き渡っています。

　しかし、恵みをもたらす水が、ときに恐 ろしい影響を及ぼすこともあります。 平成10年8月、村をおそった豪雨によ って隈戸川が氾濫し、村に大きな被害を もたらしました。現在、河川の拡幅や堤防 改修工事を行う一方で、村民が安全に川 に親しめるような『桜づつみ』を整備中で す。平成11年8月には、村ぐるみで総 合防災訓練を実施し、防災体制の確立と 村民の防災意識の高揚を図りました。

　『赤堀ニュータウン』や『田園町府ニュ ータウン』の宅地開発などによって、現在、 村の人口は増加傾向にあります。住環境 の整備にともない、文化・スポーツ施設も 充実し、村内外の人的交流が行われてい ます。村はこれからも、安全で魅力的な生 活環境づくりを目指し続けます。

ユニークなネーミシグが話題を呼んだニュータウン

石久保団地を始め、公営住宅も充実している

野球場やテニスコートなどを備えた総合運動公園

美しい自然環境と精浄な水環境を維持する浄化センター