社会資料第3・4学年 わたしたちの村たいしん-102/105page
(3)下小屋地区の耕地整理
大信村の水田は、その大部分がきちんとした形に整備されています。
大型機械を使うようになってから、進められたところが多いのですが、下小屋地区の整理は、すべて人の手によって行われたのです。(明治38年)
そのころの田んぼは、せまい上に、形もいろいろでした。そこで、下小屋地区の一部の人たちは、力を合わせて、きちんとした形になおそうと話し合いました。
明治37年(1904年)3月から10月にかけて、何回も話し合い、測量も進めました。そして、つぎの年の1月から仕事をはじめたのです。すべてを、人の手によって土をほり、そしてはこぶというのは、ほんとうにたいへんなことでした。こうして、一まいの水田を一反歩(約10アール)の広さの長方形にそろえたのです。
このようなことに気づき、協力して実行したことは、とてもすばらしいというので、県知事から優良耕地整理として表しようされました。
★耕地を整理すると、どんな点でつごうがよいか、話し合ってみましょう。
開進地区の水田
仕事のようす
大屋小東がわにある記念碑