塙町勢要覧 -006/026page
観光と交流
人と人がふれあうことで生まれる深い絆(きずな)、人と町が出会うことで 生まれる新たな可能性―。塙町では、こうした出会いを大切にしていきたいと 考え、「交流」をテーマにしてさまざまな町づくりを行っています。
自分の原画を保存・展示してくれる施設を捜していた漫画家・富永一朗氏と、 町のために何かしたいと考えていた町民(後の「富永一朗はなわ発祥塾」の人々) との山会いは、「漫画で町おこし」というユニークな試みをはじめるきっかけにな りました。平成5年に誕生した「はなわ漫画廊」を皮切りに、「漫画通り」や町の 看板・印刷物などに氏の漫画がお目見えし、平成7年には「ハガキ漫画グランプ リ」が、平成10年には「全国漫画サミット」が塙町で開催され、漫画が縁ではじ まった交流は、全国に広がっています。
ルバング島から奇跡の生還を果たし、後半の人生は青少年の育成に力を注いで おられる小野田寛郎氏とは、この町の豊かな自然が出会いのきっかけになりまし た。片貝にある財団法人「小野田自然塾」のキャンプ場では、町の子どもたちはも ちろん、全国から青少年を募り「自然と遊び、自然から学ぶ」をテーマにした野 外活動が毎年開催されています。
平成5年に完成した「塙町コミュニティプラザ」は、JRの駅舎に町立図書館な どを併設した複合施設で、館内には、富