オオムラサキ徹底分析 -004/004page

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種別

オスは前翅と後ろ翅の基礎部から中頃にかけて紫色に輝き、メスではこの輝きがない。

オス
オス

メス
メス

産卵

時期は7月末から8月上旬までが産卵の盛期。母蝶はおもに、枯枝や葉表に卵を産みつける。1頭のメスが産みつける最高卵数は約500個が限度のようである。

生存日数

オスの生存日数は約30日、メスの生存日数は約37日程度である。

オオムラサキの天敵

天敵とは自然界に生存する敵のことで、蛙(かえる)が昆虫を食うとき、蛙は昆虫の天敵。ヘビが蛙を食うとき、ヘビは蛙の天敵ということになる。 天敵は1)寄生天敵、2)狩猟性天敵、3)捕食性天敵に分けることができる。これは蝶類全般に当てはまることだが、卵・幼虫・蛹・成虫のそれぞれの時代に いろいろな種類の天敵が存在する。

<卵の天敵>
1.タマゴヤドリコバチ科のキイロタマゴバチ・・・1卵から20〜40頭のハチが羽化脱出する。
2.トビコバチ科の一種・・・1卵から2〜3頭のハチが脱出する。

<幼虫の天敵>
1.ヤドリバエ科の一種で、種名ははっきりしていない。体長約3mmで全身淡黒色。幼虫1頭だけ脱出。
2.捕食性の天敵にはクモ類・小鳥類・アリなどがある。

<蛹の天敵>
コガネバチ科のアオムシコバチらしいとの同定を得ている。体長約3mm。体は大方黒色で藍色の光沢がある。

<成虫の天敵>
寄生虫の天敵は知られていないが、捕食性のものはクモ類・小鳥類が考えられる。

*ニュー・サイエンス社刊:「オオムラサキの生態と飼育」より転載

鮫川村の位置

オオムラサキの里 鮫川村

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