ふるさとのむかし話-028/42age

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「この大石は、真坂の主になりたいのだろううから、このまま、動かさないほうがいいだろう。」と、道のまん中にそのままおいていったそうです。
しかし、ここには、不心得者ののんべえ夫婦がいました。その晩、酒によって千鳥足で歩いてくると、この大石にさっそくぶつかりました。そして、「なんだなんだ、じゃまな石だ。おれさまのおとおりを知らないのか。」と、夫婦はこの石をののしり、ぼうげんのかぎりをつくし、おまけにジャージャーと小便をかけ、意気ようようとひきあげていったそうです。
ところが、夫婦が家に帰ってねようとすると、急にへんなところが痛みだし子供ができない病気になってしまいました。しかも、あの大石に悪いことをした時間にな
イラスト

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