わたしたちの会津若松市〔第4学年〕-062/071page
きょうどのざいさん「戸ノロぜき」
戸ノロぜきは,340年もの間,猪苗代湖の水を台地の上に送りつづけてきました。
その水は,農業用水としてばかりでなく,水道用水,工業用水,発電用水として,さらには防火用水,おほりの水としてなど,さまざまに使われてきました。今では,水道用水,発電用水などは,べつになっていますが,それでも,戸ノロぜきがわたしたちの市の生活に大きく役立っていることは,まちがいありません。
飯盛山の洞門わきには,戸ノロぜきにかんしゃして,土地の人々が石ひをたてています。
滝沢浄水場
お城のおほりに入る
戸ノロぜきの水
戸ノロぜきのじむしょのおじさんの話
会津若松市の人々は,猪苗代湖という大きな水がめから,戸ノロぜきで水を引いているおかげで,地の地方のように水不足になることは,ほとんどありません。
戸ノロぜきがあったおかげで,浄水場や発電所ができ,工場や家がたつようになりました。
わたしたちは,きょうどの先ばいたちがのこしてくれた「戸ノロぜき」という,すばらしいざいさんにかんしゃし,これからも守り育てていかなければならないと考えます。
戸ノロぜき石ひ
(1921年9月にたてられる)