すばらしい先輩たち 会津人のほこり(第1集) -181/197page

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大正十二年(1923)七十歳のときに枢密顧問官(すうみつこもんかん)に任命され、国の政治の相談役となった。

 晩年(ばんねん)になっても、朝は五時に起きて入浴(にゅうよく)し、六時に朝食をとる。また、タ方は四時にタ食、六時には自室にはいって勉強をするという生活には一分(いっぷん)のくるいもなかった。また、人と会うときは、必ず袴(はかま)をつけた正装(せいそう)であった。

 昭和六年(1931)六月二十六日、七十八歳の生涯(しょうがい)を閉(と)じるまで、健次郎は、まさに『ならぬことはならぬ』の会津魂(たましい)を身をもって実行した人だった。

写真「山川健次郎肖像」


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