北会津村の文化財第23集 -005/027page

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ているのを観察している。ミズカマキリは、前足で産卵後の弱ったイト ヨをつかまえて針のようになった口で、えものの体液を吸っている。
 イトヨは、1〜2年の寿命である。植物が自然に枯れていくように、 形あるものは必ずこわれる。生命は必ずいつか土にかえる。この自然の 大きな流れの中に、イトヨの死もあるが、次の世代が生まれ永遠をめざ す生命の鎖が、また一つつながっていく。

巣づくりをしている雄イトヨ
巣づくりをしている雄イトヨ

巣に誘い入れた雌(左)に産卵を促す雄イトヨ(右)
巣に誘い入れた雌(左)に産卵を促す雄イトヨ(右)


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