北会津村の文化財第23集 -010/027page
次の文書は、思い堀の管理者を定めたときのものである。
中荒井橋爪坂下牛沢四ヶ組
用水思堀堰は古来より中
荒井組郷頭請前に仕り戈判
致し侯処御用多く御座候故
当時肝煎共の内両人に申し付け
戈判致させ侯然る処任役
の者此れなく候では用水の
差引き且つ洪水の節
ひと回り諸戈判滞り申し候
此れに依って中荒井組郷頭小森
惣右衛門次男利八と申す者
任役に相定め戈判仕らせたき旨
申し出侯長前の大堰にて御座候間
堰筋相守り侯任役惣右衛門