北会津村の文化財第27集 -021/039page
5 藩主の鷹狩り
藩主の鷹狩りが特に多かったのは、会津藩四代松平正容より八代容敬 の時代で、概ね1600年後半から1800年代までの間、藩主の鷹狩 りが中荒井村や金谷村などを中心に、中荒井組や橋瓜組の各地で行われ た。次の文書は、中荒井村での鷹狩りのため、藩主の休憩所を指示する 文書である。明四日五つ半時以前の御供
觸れにて御野装束召させられ
中荒井方野先え入られた
同所小森愛之助宅へ掛けさせられ
御腰御弁当召し上げられる旨仰せ
出され侯趣御用人所より申し来たり侯
間前々の形を以って宜しく御取計らい
これあるべく侯 以上酉十一月三日 郡役所
中原大助殿
別紙の通り申し来たり侯間此の旨
承知せしめすべて御差し支えこれ無きよう
前々の形を以って宜しく取り計らい侯以上
十一月四日御代官所
小森愛之助
方へ