北会津村の文化財第27集 -029/039page
前かけをし、赤い着物を着て舞台に立っておどれるのです。うれしくて、 勇気がわいてくる様でした。発表一週間前の練習は、毎はん続きました。
いよいよ発表当日です。一生けん命応えんしてくれた祖父や獅子おど りの先生方も一番前で見てくれています。今回、獅子がしらをかぶれな かった友だちも、着物を着るのを手伝ってくれました。伝とうある小松 の獅子おどりを最後まで堂々とおどること、また新しいおどりを覚えな がら、これからも続けていくことを心に決めて、ぼくは最初のポーズを とりました。