北会津の昔ばなしと伝説 -182/238page

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産で痛くて苦しいときなどにも使えばよくなりますよ。近所の人たちにも教えて、早くよくなってください。」

 といって、たもとから一握(ひとにぎり)の麻(あさ)種を取り出して、老婆に手渡しました。

 お坊さんの言葉通りに、朝、麻(あさ)種をまき、大きく育った麻(あさ)でひもをつくり、はぢまきにして用いたら、みんながよくなったということです。

 それから、麻生(あそう)という名がついたといわれております。


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