磐椅王国 -002/034page

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猪苗代町町民憲章

志田浜
志田浜

2.猪苗代湖(いなわしろこ)
 我が国第4位の大湖で、面積 103.32ku深さ93.5m、透明度12〜 15mを計る。湖に注ぐ長瀬川が酸性 のため、水質はPH5以下の弱酸性で、 魚の生息にはあまり適さず、漁業に 活用されている魚は、ウグイやフナ などに限られています。それでも国 指定天然記念物のミズスギゴケ群落 やハクチョウの渡来地として、貴重 な生態系を保有する区域に指定され ています。またその水は水力発電や 灌漑・飲料の用水として大いに活用 されており、夏場は湖水浴等を楽し む人々が多く訪れています。

3.川桁断層崖(かわげただんそうがい)
 本町の東側には、川桁山(1,413m)を中心とした標高1,200m級の山々が、屏風を立並べ た様に南北に縦走し、切り立った∨字谷と扇状地が連続しています。これは断層運動(活 断層)によって形成されたもので、徐々に山地は隆起し、低地は沈下するという地殻変動 の結果を具体的に観察できる場所です。

川桁山を中心とした山々

■川桁断層崖と扇状地列
川桁断層崖と扇状地列

猪苗代八景

『猪苗代八景』
江天暮雪(翁島の暮雪)
朔風吹面寒 斜日没山霧 漁夫漂湖中
樵夫印陸路 叟島影婆娑 忽焉跳躍去

漁村夕照(壺下の夕照)
淡々晩村雲 微風吹楊柳 立盡残照前
漁艇横浦口 啼鴉閃々去 遊人亦希有

本図は江戸時代に出版された『奥州會津猪苗代湖水真景之圖』を引用しイメージ化したものである。

−地理−


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猪苗代町の許諾を受けて福島県教育委員会が加工・掲載しています。