磐椅王国 -001/034page
−地理−
猪苗代町(いなわしろまち)
本町は東北地方の南端を占める福島県の 中央、東経104度06分北緯37度33分の線上 に位置する農業と観光の町です。また会津 地方の東部にあって中通り地方と隣接してい ることから、古くより交通の要衝、文化の接 点として重要な役割を果たしてきた地域です。人口は18,634人(平成9年12月1日)を数え、 広さは東西17.6km南北27.4kmと南北に長く、 総面積は346.59kuを誇ります。標高は514 〜1,975mと比高差があり、高冷地のため 平均気温は9.9℃と低く、年間降水量の多 い豪雪地帯に属しています。町制の経緯に ついては、明治二十二年の町村制実施に伴 う編成区域で成立した旧猪苗代町と翁島・ 千里・月輪・長瀬・吾妻の各村が昭和30年 に合併して今日に至っています。
1.磐梯山(ばんだいさん)
万葉の昔から和歌に登場する磐梯山は、会津地方を代表する山の一つです。標高1,819mを計る活火山で、過去度々噴火活動をくり返しており、特に明治二十一年(1888)には、 小磐梯を吹き飛ばす大爆発を起こし、死者477名を出す大災害を及ぼしました。この爆発によ って裏磐梯には300を起す湖沼ができました。
現在山麓にはスキー場や宿泊施設が数多く建てられ、四季を通じ観光地として賑わい をみせています。「会津嶺の国をさ遠み逢はなはは 偲ひにせもと紐結はさね」
「枝折してゆかましものを会津山 入よりまとふ道としりせは」『文化財保護法』第一条 この法律は、文化財を保存し、且つ、その活用を図り、もって国民の文化的向上に資するとともに、世界文化の進歩に貢献することを目的とする。
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