郷土読本 わたしたちのきょう土 猪苗代-084/112page

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3 交通のうつりかわり
沼尻鉄道 1913年(大正2年)に,沼尻日本硫黄鉱山でさいくつしたものを運ぶために,沼尻から川桁までの間に沼尻鉄道(磐梯急行電鉄)がしかれました。その後55年間,硫黄の運ぱんばかりでなく,観光客や通きん通学の足としても活やくしました。
しかし,時代がかわり,沼尻鉱山が閉山され,1969年(昭和44年)に鉄道も廃止されました。
当時の沼尻鉄道
当時の沼尻鉄道
磐越西線 わたしたちの町に鉄道が開通したのは,1899年(明治32年)です。そのころは,岩越鉄道といっていました。その後,国の鉄道となり,1917年(大正6年)に磐越西線と名前がかわりました。
磐越西線のうつりかわり
1899年 岩越鉄道株式会社によって,郡山〜若松間が運転開始
1906年 鉄道国有法が公布され,国有鉄道となる。
1914年 郡山〜新津間が磐越西線となる。
1967年 郡山〜喜多方間の電化完成にともない電車化。
1974年 蒸気機関車が廃止される。
1987年 国鉄がなくなり,JR東日本旅客鉄道株式会社ができる。
当時の猪苗代駅
当時の猪苗代駅
鉄道がしかれて,交通がべんりになると,人や物の行き来がさかんになりました。近ごろは,自動車がふえて,鉄道を利用する人の数は以前よりへっています。しかし,今でも観光や通きん通学など,わたしたちのくらしにとって,鉄道は大切な乗り物になっています。

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