喜多方市の文化財 -034/055page

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中善寺のめおとカリン

 中善寺のめおとカリンは、一本は樹高20メートル、根元の 周りは2.25メートルであり、もう一本は樹高15メートル、 根元の周りは1.65メートルである。樹齢は250年と推定 される。二本のカリンは、北西に約15度傾き根元の間隔は98センチしか離れていない。幹には大きな(15〜30センチ) 凹凸模様があり、形態学上からも大きな意義がある。

 カリンは、中国原産でわが国の神社仏閣に多く植えられたが、 現在では各家庭にも植えられている身近な樹木である。牧野植 物図鑑によると、樹高は8メートル内外と記されている。

かりん−ばら科

所 在 地  関柴町関柴  中善寺
指定年月日 平成元年7月18日

中善寺のめおとカリン

外島家住宅

 外島家住宅は、木造・寄せ棟造り・茅葺き・平屋建ての江戸中期 の村役上層農民の住居で、面積は261u(71.5坪)で ある。

 外島家は、同家に伝わる「慶徳組郷進退記」などの資料や解 体修理時に出てきた祈祷札ら考え合わせると、明和8年(1771) に建築されたとして間違いないだろう。以来、明治3年 (1870)郷頭制が廃止されるまで、代々郷頭を務めた由緒 ある家柄である。外島家は、村役層住居としては当然の規模を 持つが、梁行きは上手の座敷側を一段小さくして少し変形させ た平面となっている。

 外島家は、昭和63年10月に市に寄付され、平成2年度事 業として移築復元工事が行われた。

所 在 地  喜多方市字押切川向
指定年月日 平成元年4月7日

外島家住宅


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