喜多方市の文化財 -036/055page

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新宮城跡

 新宮城は、会津領有をA叩じられた佐原十郎義連の孫で新宮六 郎左衛門尉時連が建暦(けんりゃく)2年(1212) に築いたといわれて いる。

 新宮城は、本丸、二の丸、三の丸があり、そのほかに内堀・ 外堀導水堀等があったが、これらは現在水田や畑となっている。 本丸は一段と高く東西70間 (約126メートル)、南北82 間(148メートル) の規模をもっており、当時の姿をとどめ ている。

 新宮氏は、代々この 城に住み、この地方を 支配していたが、本家 の芦名氏とたびたび争 い、六代新宮次郎盛俊 のとき、応永27年 (1420)落城した。

所 在 地   慶徳町新宮

新宮城跡

宇内家のダルマ自転車

 市内一丁目の宇内弥惣次氏宅に、県内では唯一のダルマ自転 車が保存されている。

 ダルマ自転車は、木製で、フレームは鉄製、ハブ、スポーク、 リムが木製で、タイヤは鉄のタガでできている。自転車は、全 体の長さが135センチで、前輪の直径80センチ、後輪は 35センチ、ホイールベースは80センチである。また高さは 110センチある。

 小型だが、フレームはダルマ自転車特有のステップも付いて おり、明治15年前後に作られたものと思われる。

 このダルマ自転車は、宇内家二代目の弥惣次氏 (大正15年 没) が買い入れたものと伝えられている。

所 在 地 新仲町

宇内家のダルマ自転車


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